
春のオンタリオで、メープルシロップのイベントに行ってみたいと思う方は多いと思います。
でも実際には、どこがどんな雰囲気なのか、食べるだけで終わるのか、家族連れでも楽しめるのか、気になることが意外と多いですよね。
そんな中で今日行ってきたのが、エルマイラのメープルフェスティバルです。会場の看板には世界最大のメープルシロップフェスティバルと掲げられていて、実際に行ってみると、その規模感と町全体の盛り上がりにかなり驚きました。駐車場から会場まではトラクターが引くカーゴで移動し、露店は100を超える規模感。さらにシュガーブッシュへはスクールバスで向かい、メープルの森まで見に行けるという、思っていた以上に体験の幅が広いイベントでした。
目次
今回は、エルマイラのメープルフェスティバルがどんな雰囲気だったのか、何が楽しかったのか、そして行く前に知っておくと便利そうなことを、体験ベースでまとめます。
エルマイラのメープルフェスティバルは、町全体で楽しむ春のイベント

先に結論から言うと、このフェスは単なる屋台イベントではありませんでした。
メープル味のものを食べるだけなら他のイベントでもできますが、エルマイラは町のスケール感ごと使って、春のカナダらしさを楽しむイベントになっているのが印象的でした。
会場に着く前から人の多さがあり、家族連れ、友人同士、年配のご夫婦まで、本当に幅広い世代が来ていました。青空の下で歩いているだけでも、春が来たなという空気を感じます。トロントではまだ風が冷たく感じる時期でも、こういうイベントに出ると、冬が終わりに向かっている実感が少しずつ出てきます。
旅行者だけでなく、トロント在住者にも相性がいいと感じたのは、観光地をただ見るというより、オンタリオの季節行事そのものに入っていけるからです。カナダに住んでいても、メープルシロップはスーパーで買うものとしてしか接していない方も多いと思います。実際に行ってみると、メープルが食文化でもあり、地域の春の風物詩でもあることがよくわかります。
会場に着くまでから、すでに楽しい
駐車場からトラクターカーゴで移動する特別感

今回かなり印象に残ったのが、パーキングエリアからメイン会場への移動です。
普通のシャトルバスではなく、トラクターが引くカーゴに乗って移動しました。
これが想像以上に楽しかったです。観光地のアトラクションというほど大げさではないのですが、農業の町らしさがそのまま体験になっていて、会場に向かう時間までイベントの一部になっていました。子どもたちが喜ぶのはもちろんですが、大人でもかなり気分が上がります。車を降りたあとに、ただ歩いて入場するだけではないので、到着した瞬間から今日は特別な日だと感じやすいんですよね。
町の中心部が丸ごとフェス会場のような雰囲気

会場周辺を歩くと、露店の多さがまず目に入ります。
メープル関連の商品はもちろん、フード、スイーツ、雑貨、ローカル色のある出店までかなり幅広く、無理に全部回るより、気になるところを少しずつ見ていくほうが合っていると感じました。
ライブ演奏が流れるガゼボもあり、町の中心部全体がにぎわっていました。

いわゆる一か所にぎゅっと詰まったイベントではなく、歩きながら見つける楽しさがあるタイプです。こういう形式だと、人が多くても少し分散するので、歩いていて息苦しさを感じにくいのもよかったです。
食べる楽しさがかなり強い
メープルタフィーは、やはり外せない

メープル系イベントで気になるのが、やはりメープルタフィーです。
熱いメープルを雪の上に流して固め、それを棒で巻き取って食べるあの定番ですが、実際に目の前で作られているのを見ると、やっぱり気分が上がります。
冷たい雪の上で一気に形になっていく様子は、何度見ても面白いですし、見た目以上に季節感があります。春が近い時期だからこそ成り立つ食べ方で、冬の名残と春の甘さを一緒に味わっている感じがありました。
メープルピーカン・バタータルトが強い

個人的にかなり印象に残ったのが、メープルピーカンのバタータルトです。
オンタリオではバタータルト自体が定番ですが、そこにメープルの風味が入ると、甘さに奥行きが出て、いかにもこの地域らしい味になります。
甘いものが好きな方にはもちろん向いていますが、カナダのローカルスイーツをちゃんと試してみたい方にもおすすめしやすい一品でした。観光向けの見た目だけのスイーツというより、地元の焼き菓子文化の延長にある味という感じです。
メープルポップコーンは作る過程まで面白い

今回は、鉄鍋でポップコーンを作り、そこにメープルをかけていく様子も見ることができました。
これが思っていた以上に見応えがありました。大きな鍋で作る工程には素朴な迫力があって、甘い香りも広がります。

完成品を食べるだけでなく、どうやって作られているのかが見えると、食べ物の印象はかなり変わりますよね。子ども連れにも向いていると思いますし、写真を撮るのが好きな方にも楽しい場面だと思います。
シュガーブッシュまで行けるのが、このフェスの大きな魅力

スクールバスで移動するのも含めて楽しい
会場の中心部だけでも十分に楽しめるのですが、このイベントで特によかったのがシュガーブッシュです。
そこへ向かうのにスクールバスに乗るのですが、この移動もまたカナダらしくて良かったです。
オンタリオで見慣れているはずのスクールバスも、こういうイベントで乗ると少し特別に感じます。会場から森へ移動する流れがしっかり作られているので、フェスの延長ではなく、もう一つ別の体験に入っていく感じがありました。
メープルの森を歩くと、理解が深まる

メープルシロップは身近でも、どんな森で採られているのか、どんな空気の中で作られているのかを見る機会は意外と多くありません。
実際にメープルの森を歩いてみると、商品の背景にある自然の風景が少し立体的に見えてきます。

ただ甘いシロップというだけでなく、春先の限られた時期に、木と気温と人の手で成り立っているものなのだと感じやすくなります。こういう体験が入ると、フェスの満足度はかなり上がります。食べて終わりではなく、ちゃんと記憶に残るのがいいところです。
行く前に知っておくと安心なこと

このフェスはかなり人気があるので、ゆったり散歩する小さなイベントを想像して行くと、少し印象が違うかもしれません。人出が多い分、時間には余裕を持って動いたほうが安心です。駐車場からの移動や、食べ物の列、シュガーブッシュへの移動も含めると、思ったより滞在時間は長くなります。
服装については、晴れていても春先のオンタリオらしく朝晩は冷えやすいので、軽い防寒はあったほうがよさそうです。特に屋外で過ごす時間が長くなるので、歩きやすい靴はかなり大事です。
また、年に一度の大きなイベントなので、開催内容や交通導線、出店内容などは年によって変わる可能性があります。行く前には最新の公式情報を確認しておくと安心です。
まとめ

エルマイラのメープルフェスティバルは、メープルシロップを食べるイベントというより、春のオンタリオを町ごと味わうイベントでした。
トラクターカーゴでの移動、たくさんの露店、メープルタフィーやバタータルト、鉄鍋で作るメープルポップコーン、そしてスクールバスで向かうシュガーブッシュ。体験が一つではなく、いくつも重なっているので、1日のお出かけとしての満足感が高かったです。
トロント近郊で春らしい日帰り先を探している方、カナダらしい季節イベントを体験したい方、家族や友人と少し特別なお出かけをしたい方には、かなり相性のいいイベントだと思います。
メープルの季節は短いので、こういう春だけの景色を楽しめる場所は、覚えておくと便利です。

トロント周辺には、こうした季節限定で空気ががらっと変わる日帰り先がまだまだあります。定番観光だけでなく、現地の季節行事まで楽しみたい方は、春のお出かけ候補のひとつとしてエルマイラを入れてみてもよさそうです。
来年このエルマイラのメープルフェスに行ってみたい方はご連絡お待ちしてます😊!
一緒に行きましょう!!
