
はじめに:2026年1月25日、大雪警報の朝
2026年1月25日、トロントは大雪警報。窓の外は白い世界で、音が吸い込まれるように静か。けれど静けさとは裏腹に、道路は積雪で車線が消え、歩道は除雪が追いつかず、今日が日曜でよかった汗。。。
都市の雪の日あるある
先日、雪が降るとカナダは塩をたくさん撒くので、私の車の色はグレーにも関わらず真っ白な塩コーティングに包まれてしまったので洗車をしに行きました。トロントの冬は、まめに洗車をしないと車の底がサビで傷みやすくなってしまうので洗車場付きのガソリンスタンドを探すのが大変です。なぜ大変なのか?!
洗車機の洗剤などの噴射ノズルが凍って壊れてしまうんです。タッチレス、タッチありの選択も冬は選べません。全てタッチレス。なぜなら凍ってしまうからほとんどの洗車機が洗車ができない。
私の車も洗車後の水滴を吹き飛ばす送風で車の後ろのドアから凍り始めていきました。後ろのワイパーも凍りついてガラスとピッタリくっついちゃいました。
駐車場所から出せない、ワイパーが凍る、視界が悪い、滑って止まらない。隣の車線から車が滑ってきたり、都市の雪は運転経験があっても別物です。
目次
雪が“非日常”になる瞬間:移動・仕事・暮らしの影響
大雪の日に困るのは、寒さそのものより異動が辛いです。今朝トロント警察からのX投稿は面白かった↓
『大雪が降ると何故か人々は牛乳とパンを求めにスーパーに駆け込む人が多いけれど、この世の終わりではないので家から出るな!!』
はい。私も今日は家から1歩も出ていません笑。
- 公共交通:遅延・運休・間引きが起きやすく、ホームやバス停で待つ時間が伸びる←死ぬほど寒い。バスは坂道で動けなくなる。
- 徒歩:転びやすい。犬の散歩で転ぶ人が続出
- 予定:集合時間に間に合わない、Uberが捕まりにくい、空港移動が読めない。飛行機遅延。最悪、飛行機キャンセルになる
- 買い物:牛乳・パン・卵などが一気に減る“北米あるある”も発生しやすい
雪の日は「いつも通りに動く」ほどリスクが上がります。逆に言えば、予定の組み替え方さえ知っていれば、体験としてはすごくカナダらしい日になります。
ワーホリ・観光の人へ:大雪の日にやること/やらないこと
ここは実用的にまとめます。初めての冬カナダで差が出るのは、気合ではなく判断です。飛行機もキャンセル、欠航、遅延、5時間遅延などチケットが安い分このような想定外のことが起こる可能性が高いので事前に欠航になった時でも慌てないようにする心構えや準備が必要です。今日の大雪は1966年の記録を更新しました。ニュースによると5年おきに過去の記録が塗り替えされるとのこと。今年はその年に当たったかもしれませんが、携帯などのWifiの電波、水、電気など冬は突然使えなくなることもあります。

やること
- 予定を詰めない:移動のバッファを2倍で考える
- 靴の見直し:スニーカーは塩でゴムのソールが剥がれやすくなります。絶対にブーツが正解。ナイキとか高い靴はあっけなーく、剥がれます
- 情報確認:交通機関の運行、天気警報、風(体感温度が変わる)
- 天気予報は気温をチェックするのではなく体感温度をチェックする
- 水分と糖分:雪が降ると湿度は大丈夫と思うかもしれないが、トロントは超乾燥します。そして体力の消耗が激しいです
- 連絡手段の確保:スマホの充電、モバイルバッテリーの消費が超高速でなくなる、集合場所の再確認
- ガソリンはできるだけ満タンに。バッテリーには気をつける
やらないこと
- 無理な長距離徒歩:積雪だと歩幅が奪われ、疲労が急増
- 慣れない運転:除雪前の道路は別ルール。迷ったら乗らない。ガス欠やバッテリーがあがって車が動かなくなったら命の危険につながります。携帯の電波も弱くなります
旅行の満足度は、アクティビティ数より安全に余裕を持って楽しめたかで決まります。屋内で楽しみましょう。

寒さ対策の基本:体感温度と装備の現実
SNSでは「マイナス◯◯度」みたいな数字が強調されがちですが、実際に体に効くのは風と湿度、そして露出です。ポイントは3つだけ。
- 首・手首・足首を塞ぐ
ここが空くと一気に寒く感じます。マフラー、手袋、厚手ソックスで体感が変わります。 - レイヤリング(重ね着)は“薄く複数”
分厚い1枚より、薄手を重ねた方が調整が効きます。屋内は暖房が強いので、脱げないと汗冷えします。
レイヤリングについては、日本に住んでいる方はあまり馴染みがないと思うのでカナダの政府が紹介している服の重ね着についてのイラストを見つけたので参考にしてみてください。私の提案としては、薄いヒートテックを肌着のように着て、その上に超極暖ヒートテックのハイネックを着て、フリース、雨ガッパのように風を通さないチャックのジャンパー、厚手のダウンといった感じでしょうか。 - 靴が最重要
雪の日のストレスの半分は足元。滑る・濡れる・冷えるが同時に来ます。防水とグリップは本当に投資価値があります。

それでも冬のトロントは美しい:楽しみ方のヒント
大雪の日は、無理に遠くへ行かなくても冬のトロントらしさが濃く出ます。
- シティホール周辺:スケートリンクの景色は絵になります
- 雪の街並み:ライトや信号の色が雪に反射して、夜がきれい
- 湖が凍る瞬間:条件が揃うと、水辺がまるで別世界
- カフェで温まる:移動を短くして、滞在の質を上げるのが冬の楽しみ方
寒くて「何もできなかった日」にするのはもったいない。安全第一で動きを小さくして、冬の良さに寄せると、記憶に残る1日になります。
まとめ:安全に動ける人が、冬のカナダを一番楽しめる
2026年1月25日の大雪警報は、カナダの冬が観光ではなく生活として迫ってくる日でした。雪かき、遅延、積雪の歩道、動かない車。全部大変だけれど、準備と判断ができれば怖さは大きく減ります。
これからワーホリで来る人も、冬に観光で来たい人も、冬は「予定を詰めない」「足元に投資」「移動に余裕」を覚えておくと、体験の質が一段上がります。
ガイドのご案内
私はトロントで、プライベートの送迎・観光ガイドをしています。雪の日は特に、移動の不安や時間ロスが増えがちなので、状況に合わせて無理のないプランに組み替えながらご案内できます。冬景色の撮影ポイント、歩きやすい導線、天候による代替案(屋内中心など)も含めてご提案可能です。
今後も、こうした「カナダの季節・天候のリアル」と「安全に楽しむコツ」を継続的に発信していきます。ワーホリ準備や旅行計画の参考になればうれしいです。
