セントジェイコブズで見つけた濃い牛乳

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に行くと、野菜やパン、チーズ、お肉など、スーパーとは少し違う食品に出会えるのが楽しいところです。

先日マーケットに行ったとき、前回試飲しておいしかった Kipfer Heritage Farms の牛乳をまた購入してきました。資料を見ると、オンタリオ州エルマイラ近郊のローカルファームで作られているグラスフェッドのオーガニック牛乳。さらに A2プロテイン、Non-GMO、リジェネラティブ・ファーミングなど、気になる言葉がいくつも並んでいました。でも、こういう言葉は日本語で見ると少しわかりにくいですよね。

今回は、セントジェイコブズ・マーケットで見つけた Kipfer Heritage Farms の牛乳をもとに、グラスフェッドとは何か、Non-GMOはなぜ気にする人がいるのか、そしてカナダでローカル牛乳を選ぶ楽しさについて、できるだけわかりやすくまとめてみます。

セントジェイコブズで出会ったローカル牛乳

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早朝から行ってきた!

セントジェイコブズ・マーケットは、トロントから日帰りで行ける人気のマーケットです。キッチナー・ウォータールー方面にあり、周辺にはメノナイトの文化が残るエリアもあります。

今回購入した Kipfer Heritage Farms の牛乳は、資料によるとエルマイラ近郊の4世代続くメノナイト系ファミリーファームで作られているもの。飼育している牛は約55頭と紹介されていて、大規模な工場のようなイメージではなく、ひとつの牧場の個性がそのまま商品に出ているような印象を受けました。

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キャップを開けたら上澄の部分はクリーム化してた!

スーパーでよく見る牛乳は、複数の牧場から集められたミルクが混ざっていることも多いですが、この牛乳は資料上では single-origin milk と説明されています。コーヒーやワインのように、土地や飼育環境によって味わいが変わる、という考え方です。

実際に飲んでみると、さらっとしているというより、少し丸みがあってクリーミー。牛乳だけで飲んでも満足感があり、カフェラテにしても味がぼやけにくい感じがしました。

グラスフェッドとは何か

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草を食べているのが当たり前だと思っていた

草を食べて育った牛のミルク

グラスフェッドは、簡単に言うと、牧草を中心に食べて育った牛からとれる乳製品という意味です。

ただし、カナダの冬は長く、1年中青い牧草地に牛がいるわけではありません。資料でも、夏はオーガニックの牧草地で草を食べ、冬は干し草やベール状に発酵させた牧草を食べると説明されています。

つまり、グラスフェッドと聞くと草原で自由に草を食べているイメージだけが先に浮かびますが、実際には季節に合わせて牧草や粗飼料を中心に与える育て方、と考えるとわかりやすいと思います。

味に出るのは、濃さと自然な甘さ

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資料も貰ってきて勉強したよ!

この牛乳の資料には、乳脂肪分が夏はおおよそ4%、冬は4.5%ほどになることがあると書かれていました。一般的な牛乳と比べると、かなりクリーミーに感じやすいタイプです。

Kipfer Heritage Farms の牛乳は、クリームを足したり抜いたりせず、搾乳された日の状態を大切にしているそうです。そのため、自然な甘みやコクが出やすいのかもしれません。

パンケーキ、カフェラテ、シリアル、フルーツに少しかけるだけでも、普段の牛乳との違いを感じやすいと思います。

クリームトップ牛乳という楽しさ

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最初の一口がさいこー!!

均質化していない牛乳

この牛乳の特徴のひとつが、ノンホモジナイズドであることです。

ホモジナイズドとは、牛乳の中の脂肪分を細かくして、全体に均一に混ざるようにする処理のこと。日本やカナダのスーパーでよく見る牛乳は、上にクリームが浮いてこないように処理されているものが多いです。

一方、ノンホモジナイズドの牛乳は、時間が経つと自然にクリームが上に浮いてきます。ボトルの上のほうに少し濃い層ができるので、飲む前によく振るのがおすすめです。

冷蔵庫の奥に入れる理由

資料には、鮮度を保つために冷蔵庫の奥の温度が安定した場所に入れるとよい、と書かれていました。

カナダの冷蔵庫は大きいですが、ドアポケットは開け閉めのたびに温度が変わりやすい場所です。こういう少し良い牛乳を買ったときは、ドアではなく奥の方に入れておくと安心です。

また、クリームが上にたまりやすいので、開ける前によく振ること。資料では、横に寝かせて保管すると混ざりやすいという説明もありました。こういうひと手間も、ローカル食品らしい楽しさだなと思います。

A2プロテインって何?

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A2プロテインだけを作る牛がいる!!初めて知った

Kipfer Heritage Farms のボトルには A2/A2 Protein と書かれています。

A2プロテインとは、牛乳に含まれるたんぱく質の一種です。資料では、人間、ヤギ、水牛、羊のミルクにも見られる主要なたんぱく質に近く、体に合いやすいと感じる人がいると説明されています。

ただし、ここは少し注意が必要です。

A2牛乳だからといって、すべての人のお腹に合うわけではありません。また、乳糖不耐症そのものが治るという意味でもありません。牛乳を飲むとお腹が張る、痛くなる、という方は、A2かどうかだけで判断せず、自分の体調を見ながら試すのが安心です。

それでも、カナダでは A2 milk という表示を見かける機会が増えているので、牛乳選びのひとつの目安として知っておくと便利です。

Non-GMOはなぜ大切なのか

GMOとは遺伝子組み換えのこと

Non-GMOは、遺伝子組み換えではない、という意味です。

Kipfer Heritage Farms の資料では、牛に与える牧草や飼料が Non-GMO であり、牧場で育てられていると紹介されています。

ここで大切なのは、GMOを必要以上に怖がることではなく、自分がどのように作られた食品を選びたいか、という視点です。

食べ物の背景が見える安心感

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メノナイトの人が作ってるから尚更安心できた!

牛乳は毎日のように飲むものだからこそ、どこで、どんな牛から、どんな飼料で作られているのかを気にする人も多いと思います。

Non-GMOという表示は、味そのものだけでなく、生産者の考え方や飼育方針を知るきっかけになります。特に子どもがいる家庭や、できるだけシンプルな食品を選びたい方にとっては、気になるポイントではないでしょうか。

カナダのスーパーでは、オーガニック、グラスフェッド、Non-GMO、ローカルなど、いろいろな表示が並んでいます。最初は少し混乱しますが、それぞれの意味を知っておくと、買い物がぐっと楽しくなります。

オーガニックとリジェネラティブ・ファーミング

資料によると、Kipfer Heritage Farms は2018年からオーガニック認証を受けているそうです。

さらに、リジェネラティブ・ファーミングという言葉も使われています。これは日本語にすると、再生型農業と訳されることが多いです。

ただ農作物や乳製品を作るだけでなく、土壌を健康に保ち、環境への負荷をできるだけ抑えながら、長く続けられる農業を目指す考え方です。

もちろん、ひとつの商品だけで環境問題がすべて解決するわけではありません。それでも、毎日の買い物の中で、こういう取り組みをしている農家を知ることは、カナダの食文化を理解する小さな入口になると思います。

セントジェイコブズで買う楽しさ

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スーパーで買うのとは味が全然違うよ

セントジェイコブズ・マーケットの魅力は、商品を買うだけではなく、作っている人や土地の雰囲気を感じられるところにあります。

トロントのスーパーでも便利に買い物はできますが、少し郊外に出ると、食品の見え方が変わります。牛乳ひとつでも、牧場、土、草、牛、家族経営の背景が見えてくる。そうすると、いつもの朝のコーヒーやシリアルも、少しだけ特別に感じます。

旅行者にとっては、セントジェイコブズは観光としても楽しい場所です。在住者にとっては、週末に少し足を伸ばして、いつもと違う食材を見つける場所としてもおすすめです。

まとめ

Kipfer Heritage Farms の牛乳は、ただ濃い牛乳というだけでなく、グラスフェッド、オーガニック、Non-GMO、A2プロテイン、ノンホモジナイズドなど、カナダの食の選択肢を知るきっかけになる商品でした。

グラスフェッドは牧草を中心に育てられた牛のミルク。Non-GMOは、飼料や生産背景にこだわりたい人にとって、ひとつの安心材料になります。そして、クリームが上に浮くノンホモジナイズドの牛乳は、少し手間がかかる分、昔ながらの牛乳らしさも感じられます。

セントジェイコブズ・マーケットに行く予定がある方は、野菜やパンだけでなく、こういうローカル牛乳にも目を向けてみると面白いと思います。カナダの暮らしは、観光名所だけでなく、日々の食品からも見えてきます。
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