「続」ビリー・ビショップ空港無料シャトルバス・トンネル・行ける都市の徹底解説

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トロントで空港といえば、どうしても Pearson の名前が先に出ます。けれど、ダウンタウン滞在の人にとっては、実は Billy Bishop Toronto City Airport のほうが圧倒的に使いやすい場面があります。
私も先日あらためて現地へ行って写真を撮ってきたのですが、空港の建物だけでなく、無料シャトル、島までつながるトンネル、そして意外と知られていないアクセスの良さを見て、「これは日本語でちゃんと紹介したい」と思いました。公式にも、YTZ はダウンタウンからわずか数分、トロント中心部から約3kmの場所にあり、カナダとアメリカの20以上の都市へサービスを提供していると案内されています。

ビリー・ビショップ空港ってどんな空港?

Billy Bishop Toronto City Airport は、トロント・アイランド側にある空港で、住所は 2 Eireann Quay。公式サイトでは「Your Airport in the Heart of Toronto」と打ち出されていて、Bathurst Street の突き当たり、ダウンタウンからすぐの立地が最大の強みです。Pearson のような巨大空港ではありませんが、その代わりに「中心部から近い」「動線が短い」「20以上の都市に行ける」という、都市型空港としてかなり使い勝手の良い性格を持っています。

実際に行くと、その近さがよく分かります。今回撮った写真でも、空港正面の建物の規模感は想像よりコンパクトで、しかもトンネルへの入口案内がかなり分かりやすい。大きな空港のように延々と歩く感じではなく、「街の中の空港」という印象です。公式も、短い待ち時間、便利なアクセス、フルサービスの設備をこの空港の特徴として案内しています。

なぜ「ビショップ」という名前なのか

この空港の名前の由来を知らない人は意外と多いです。
「Billy Bishop」は地名ではなく、人の名前です。公式の空港ヒストリーによると、2009年に Toronto Port Authority がこの空港を William Avery Billy Bishop にちなんで改名しました。彼は第一次世界大戦のカナダ人エースパイロットで、Victoria Cross 受章者でもあります。つまりこの空港名は、カナダ航空史の象徴的な人物への敬意から付けられたものです。

日本語でビショップ空港とだけ聞くと、教会のbishop、もしくはチェスのビショップを想像する人もいるかもしれませんが、実際には戦時中の英雄パイロットの名を受け継いでいます。名前の背景を知ると、この空港が単なる便利な市内空港ではなく、トロントの航空史の流れの中にある存在だと見えてきます。

無料シャトルはどこから乗る?頻度は?

ビリー・ビショップ空港で、もっと知られていいのがこの無料シャトルです。公式では、Union Station 側と空港を結ぶ complimentary shuttle bus が毎日運行しており、通常はおおむね 15分ごと、混雑や時間帯によって一部 25分ごと になる時間があると案内しています。所要時間は約15分で、しかもリアルタイムの追跡マップまで用意されています。

ダウンタウン側の乗り場は、Fairmont Royal York Hotel の西側、Front St. と York St. の北東角、Union Station の向かい です。住所でいえば 44 York Street

つまり「ホテルから無料で出ている」というより、正確には Royal York 横の空港専用シャトル乗り場 を使う形です。

ダウンタウンのホテルに泊まっている人にはかなり便利で、特に Union 周辺、Financial District、Entertainment District に泊まっている人なら、Pearson に行くより心理的ハードルがかなり低いと思います。

空港側は メインターミナル/Passenger Tunnel Access Building の前 に発着します。私が撮った写真でも、Ottawa ラッピングのシャトル車体が停まっていて、「ここから街へつながっている」感じがとても分かりやすかったです。

島の空港なのに、実はトンネルで歩いて行ける

ビリー・ビショップ空港は「島にある空港」なので、初めてだとフェリーしかないと思っている人が多いです。けれど実際には、公式の pedestrian tunnel があり、本土側から空港ターミナルまで歩いてアクセスできます。公式サイトでは、このトンネルは本土と島ターミナルを結び、6分以内 で歩けると説明されています。さらに「curb to check-in」で6分未満とも案内されていて、これはかなり強いです。

実際に中へ入ると、案内サインがはっきりしていて、動く歩道と階段・エスカレーターも整っていました。今回撮った写真でも、入口の「Airport / Aéroport」のサイン、長い通路、そして Billy Bishop Toronto City Airport と大きく入った壁面がきれいで、初見でも迷いにくい印象です。島へ渡るというと少し面倒そうに聞こえますが、この空港はむしろ逆で、「島なのに面倒じゃない」のが面白いところです。なお、フェリーも残っていて、公式では 90秒 の短い船旅として案内されています。トンネルのほうが安定して速いですが、気分でフェリーを選べるのもこの空港らしいところです。

ここからどこに飛べるのか

「便利そうなのは分かったけれど、結局どこに行けるの?」というのは一番気になるところだと思います。公式には、ビリー・ビショップ空港は 20以上の目的地 に就航していると案内されています。空港のメディア資料では、カナダとアメリカの20以上の都市にサービスがあり、航空会社ネットワークを通じて100以上の世界の目的地に接続できると説明されています。

分かりやすい代表例を挙げると、国内では MontréalOttawa が強く、Air Canada も YTZ 発のモントリオール・オタワ便の増便を発表しています。さらにアメリカ方面では、Air Canada が 2026年春から New York LaGuardia、Boston Logan、Chicago O’Hare、Washington Dulles への直行便を開始すると発表しました。つまり、ビリー・ビショップ空港は「地方の小さな空港」ではなく、ダウンタウン発のビジネス・短距離移動にかなり強い空港です。

ビショップ空港は国際空港なのか

答えから言うと、はい、実質的には国際線対応の空港です
ただし、Pearson のように欧州やアジアへの長距離国際線がたくさん飛ぶタイプではありません。ビリー・ビショップ空港は、公式に カナダとアメリカの20以上の都市 に就航し、さらに 2026年3月10日から U.S. CBP Preclearance が始まりました。これにより、アメリカ行きの乗客は 出発前にトロント側で米国の税関・入国・農産品検査 を済ませることができます。

つまり、「国際空港か?」と聞かれたら、答えは「アメリカ路線を持ち、米国入国審査前倒し施設もあるので、十分に国際ゲートウェイとして機能している」です。ただし、いわゆる世界中へ飛ぶハブ空港というよりは、ダウンタウン直結型の北米近距離国際空港 と捉えるのがいちばんしっくりきます。

自家用機やセスナも使えるのか

これも気になる人は多いと思います。結論として、ビリー・ビショップ空港は商業便だけでなく general aviation にも対応しています

Billy Bishop 空港の公式連絡先ページには、ヘリチャーター事業者として Toronto Heli Tours、チャーター便・水上機事業者として Cameron Air や FlyGTA があります。

どんな人に向いている空港か

この空港が特に向いているのは、まず ダウンタウン滞在の人 です。Union 周辺、Financial District、Harbourfront、King West あたりに泊まっているなら、無料シャトルとトンネルの組み合わせはかなり強いです。Pearson だと空港へ行くこと自体がひと仕事ですが、Billy Bishop は「ホテルを出て、Union 側でシャトルに乗って、そのまま短時間で空港に着く」という流れが見えやすい。特に短期旅行、出張、オタワ・モントリオール・ボストン・ニューヨーク方面の移動には相性がいいと思います。

逆に、大型国際線を前提にしている人、荷物がかなり多い人、まずは世界中の便から選びたい人は Pearson のほうが向いています。Billy Bishop は「何でもある空港」ではなく、使いどころがはっきりしている便利空港 です。そこを理解すると、この空港の魅力はかなり大きく見えてきます。

まとめ

Billy Bishop Toronto City Airport は、名前だけ聞くと少し分かりにくいですが、実際はかなり実用的な空港です。
ダウンタウンから近い。無料シャトルがある。島の空港なのにトンネルで歩いて行ける。アメリカ路線は事前入国審査までできる。しかも商業便だけでなく general aviation にも対応している。こうして並べると、「知らないと損する空港」と言ってもいいくらいです。

今回、自分で現地へ行ってみて一番感じたのは、ビリー・ビショップ空港は空港の規模ではなく動きやすさで選ぶ場所だということでした。空港正面のサイン、Ottawa 行きのシャトル、トンネル入口、長いエスカレーターの写真を見返しても、やっぱりこの空港の魅力は「街と空港の距離が近い」ことに尽きます。トロント旅行や出張で空港選びに迷う人、日本語で詳しい情報を探していた人には、ぜひ一度選択肢に入れてみてほしいです。

最後に:トロントは「到着後の動線」で勝てる

空港が便利になったら、次に効いてくるのはどこを、どの順番で回るか
同じ1日でも、ルート設計で体験の密度が変わります。
TorontoKiKiでは、王道観光だけじゃなく、移動のストレスが少ない回り方、時間帯の勝ち筋、写真が映えるポイントまでまとめてプラン化できます。せっかくトロントに来るなら、空港の便利さを「最高の一日」に変えましょう。

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